やまもも通信
鬼がやって来た?!
やまももです。
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。2021年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2020年の大ヒットといえば、なにを思い浮かべますか。私は、いろいろありますが、やはり「鬼滅の刃」かなと思います。漫画、TV、映画、グッズ…、その勢いたるもの、まさに疾風迅雷でした。鬼を題材にしたストーリーですが、日本の昔話には、鬼が登場する物語が、たくさんあります。大抵鬼は、退治されちゃう側で、悪や災いの象徴的存在として描かれてるものが大多数かと思いますが、ここ城ケ崎荘では、どうかといいますと…。
鬼といえば、来月、節分なのですが、数年前のちょうど今頃、城ケ崎荘にも鬼?がやって来るという出来事があったのです。
ユゲとチャップルは、いつものように、夜、海岸に、星集めに出かけたあと、温泉に入ろうと城ケ崎荘に戻ってきました。二人が温泉に入ってのんびりしていると、ドカーン!と夜空中に響き渡るような大きな音が聞こえました。
温泉からあがった二人が、深夜のロビーで出会ったのは、小さな… 鬼?
「角が生えてるぞ」

「虎のパンツだぞ」

「こん棒?を持ってるぞ」

「でもなんか、鬼、ちっちゃいぞ…」

風貌は、鬼そのものにも見えますが、ユゲとチャップルは、そんなこともおかまいなし。3人で楽しくまた温泉に向かいます。温泉は、身も心もリラックス。やって来た鬼さんは、チャップルたちとすっかりお友達。温泉の力は、偉大です。とってもちっちゃい鬼さんは、すっかり温泉に心地よくなって、話しだします。
「鬼じゃないよ。雷さまだよ」
そう、夜空に響き渡ったあの音は、このちっちゃい雷さまの仕業だったのです。とびきり大きな音を出してやろうと、身の丈に合わない、大きな太鼓とバチを使ったものだから、勢い余って、雷雲から落っこちてしまたんだとか。


「こん棒じゃなくて、大きなバチ!」

温泉で打ち解けた3人は、城ケ崎荘の節分用に、準備してあった豆をたくさん食べて、お腹いっぱい。

チャップルは、夜が明ける前に、雷さまを、雲に戻してあげたのです。

雷さまと鬼の風貌て同じ?親戚?
その時、城ケ崎荘にやって来たのは、鬼ではなくて、雷さまだったのでした。
さて、2021年の節分は、何日かご存じですか。
節分は、立春の前日となります。だいたいの年が「2月3日」でしたが、国立天文台の観測で、”太陽黄経が315度になった瞬間が属する日を立春”としていることから、立春の日は、変動するのです。したがって、節分の日も動くことになり、2021年は、2月2日が節分となります。2月2日が節分となるのは、なんと124年ぶりということらしく、124粒、豆を食べる人は、おそらくいない… つまり、みなさま初めての2月2日節分体験となるわけです。
豆は、魔(鬼)を滅する→「マ」「メ」(諸説ありますが^^;)まさしく、”鬼滅!”
豆まきをし、柊の木にイワシの頭をさし、恵方巻を食べる。2021年の恵方は、「南南東」。厄年の節目なども節分となります。
いろんな節目となるこの日を、幸せのための次のステップ、スタートといたしましょうじゃありませんか。
城ケ崎荘は、まだお休み中です。寒い冬こそ温泉なのですが…。でも、この長い充電期間が、きっと次の大きなステップに繋がるはずです。そしてまたいつか、たくさんの笑顔がここに集まることを楽しみにしております。
それでは、また。
2021年1月14日
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