城ケ崎荘

小松製作所健康保険組合直営保養所

やまもも通信

vol.88 紅葉の一碧湖
「2025年 秋号」

 秋風と紅葉の一碧湖へ。やまももです。

 城ケ崎荘で、心地よい秋風を感じながらゆっくり過ごした翌朝、少し車を走らせて森の中の静かな湖へ。そんな旅の流れにぴったりの場所が、伊豆高原の「一碧湖(いっぺきこ)」です。

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↑一碧湖
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↑一碧湖の鳥居

 火山の噴火でできた周囲約4kmの湖で、「伊豆の瞳」とも呼ばれるほど穏やかで透明感のある景観が魅力です。今回は、2024年12月の紅葉の様子を交えてお届けします。

アクセス

 城ケ崎荘から一碧湖までは、車でおよそ20分。国道135号を北へ進み、伊豆高原駅方面から県道を経て山間に入ると、やがて湖畔の木々が見えてきます。途中、大室山を左手に望みながら走るルートは、四季折々の景観も楽しめる人気ドライブコースです。公共交通をご利用の場合は、伊豆急行線「富戸駅」や「川奈駅」からバスでアクセスも可能です。湖畔には、駐車場が整備されており、訪れる人々を静かに迎えてくれます。

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↑無料駐車場(無料駐車場は少し歩きます)
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↑周辺観光案内
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↑道案内→

 無料駐車場は、少し歩きますが、湖畔近くには、コインパーキングもあります。火山の噴火でできた周囲約4kmの湖で、「伊豆の瞳」とも呼ばれるほど穏やかで透明感のある景観が魅力です。

紅葉と湖の散歩道

 湖畔に佇むカフェを起点に、朝の散歩へ出かけます。駐車場に車を停め、湖面に浮かぶ貸しボートを眺めながら、遊歩道を一周します。

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↑湖畔のカフェ
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↑湖畔の案内
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↑一碧湖遊歩道スタート

 一碧湖の遊歩道は緩やかな起伏で整備され、1時間弱で回れる距離です。朝の澄んだ空気の中、木立を抜けると、紅葉が映り込む湖面が広がります。赤や橙、黄のグラデーションが、青い空と水面に溶け合い、思わず足を止めたくなるほどの美しさです。水鳥たちが静かに泳ぎ、時おり羽ばたく音が森の奥へと響いていきます。

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↑足場もいいです。
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↑水鳥たち
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↑水鳥たち

 対岸には小さな鳥居や祠があり、古くからこの地が人々に敬われてきたことを感じさせます。森を抜けるたびに変化する風景と光。特に紅葉の季節には、朝日を受けた葉が黄金色に輝き、湖全体がやわらかな光に包まれます。

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↑紅葉のトンネルを抜け…
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↑真っ赤な葉と青い空…
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↑さらに進むと…
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↑さらに進むと…
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↑落ち葉が…
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↑まるで赤い絨毯のようです。
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↑小さな鳥居があります。
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↑一碧湖神社
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↑お参りします。
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↑朝日と青空と紅葉と湖のアンサンブル
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↑太陽がきらきらと語ります。
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↑流れ込む小川の風景
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↑穏やかな湖、心も穏やかになり…

 一周を終えて再びカフェに到着です。店内のカウンターでいただくコーヒーの香りに癒されます。湖面を眺めながら一息つく時間は、まさに秋のご褒美。季節の深まりを感じられるひとときです。

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↑一碧湖のほとりにあるカフェ
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↑湖を眺めながらコーヒーを。
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↑デッキにはこんな椅子も並んでいます。
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↑手漕ぎボートや足漕ぎ白鳥さんで湖に浮かぶのも、気持ちよさそうです。

 一周する途中、クイズの看板があります。全部で5問!ご家族でクイズに挑戦しながら、歩くのも楽しいかと思います。

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↑クイズの内容は秘密にしておきますね。

与謝野晶子・鉄幹ゆかりの湖

 一碧湖は文学の香りも漂う場所です。昭和初期、与謝野鉄幹・晶子夫妻はこの湖畔を幾度も訪れ、詩歌を詠んだと伝えられています。二人が親交のあった新詩社の仲間・嶋谷亮輔の山荘を拠点に、この地の自然を愛し、湖の静けさや四季の移ろいを作品に残しました。

 湖畔には夫妻の歌碑が建ち、今も訪れる人に文学の余韻を伝えています。秋風に揺れる木の葉の音を聞きながらその碑の前に立つと、「命短し恋せよ乙女」という名句を生んだ感性が、ここにも息づいていたことを実感できます。

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↑湖畔にある石碑
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↑鉄幹・晶子歌碑

 城ケ崎荘から出発し、湖畔の森を歩き、カフェでコーヒーをいただく。そんな小さな朝の旅が、心に余韻を残します。

 海の開放感と、山の静寂、そして湖の穏やかさ。伊豆の自然がこのルートに凝縮されているようです。

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 これから、紅葉の見ごろの時期に入ってきます。城ケ崎荘にお越しの際は、ぜひ。

📍一碧湖(Googleマップ)

 それでは、また。

2025年10月22日(写真:2024/12月撮影)
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やまもも通信/記:やまもも
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